2008年01月16日

ハンドガン・シルエットのスタンディング・スタンス

 シルエット・スタンディングに適用可能なスタンスと思われる4種類を下記に示します。


(1)アソセイレススタンス

ハンドガン・シルエットのスタンディング・スタンス

 ターゲットに身体を正対し肘を曲げずに腕を伸ばし両手で銃を保持します。このとき腕の形が上からみてアソセイレス(三角形)になります。利き腕側を前方に押し、反対側の手を同等の力で引くことにより非常に高い安定が得られます。足は肩幅よりやや広くし、利き腕側の足を後ろにするか平行にします。


(2)ウィーバースタンス

ハンドガン・シルエットのスタンディング・スタンス

 アメリカの射撃インストラクター、チャック・ウィーバー氏考案のスタンスです。利き腕と反対側の肩を前にしてターゲットに対し斜めに(2008/06/14誤記訂正)身体を斜めにします。利き手で銃を保持し腕をまっすぐ伸ばします。反対側の腕は肘を曲げ下から銃を支える感じで保持します。足は肩幅よりやや広くし、利き手側の足が後ろになるようにします。初心者でも比較的安定させやすいスタンスです。


(3)ライフル射撃スタイル

ハンドガン・シルエットのスタンディング・スタンス

 利き手で銃を保持し、反対の手でバレル下部等を保持します。 肘は曲げて身体に付け安定させます 肘等を身体に付けるのは保持規定上できないので、脇を開いた形にします(2008/04/23誤記訂正)。足は肩幅程度で、ライフル射撃のようなスタンスとなります。勿論、ライフルのような頬付けはできないので銃の保持は両手のみとなります。
 このスタイルは、安定性を高くできますがオープンサイトには向かないのでダットサイトを使ったフリー部門でのみ可能だと思います。


(4)シングルハンド

ハンドガン・シルエットのスタンディング・スタンス

 ブルズアイ、プレートと同様にシングルハンドで撃つ方法です。シルエットはダブルハンドが可能ですが、シングルハンドで撃っても問題ありません。
 シングルハンドのメリットは、ブルズアイと同一のスタンスなので新たなスタンスの習得が不要なことです。デメリットは、ダブルハンドに比べ銃の保持力が劣ることです。しかし、シングルハンドで熟練すれば10mを狙い撃つことも十分可能です。



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Posted by MAGI at 21:15│Comments(0)射撃技術
 
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