2010年03月31日

天然アイリスシャッター

天然アイリスシャッター

 先日のBLAM!!APS練習会でハンドガン・シルエットが揮わなかった原因の一つとしてサイトピクチャーの悪さがありました。全体的に暗いBLAM!!では、瞳孔が比較的開いた状態になります。乱視矯正レンズと老眼の影響もあり、瞳孔の開きが大きい状態では眼の焦点深度が浅くサイトをシャープに見ることができません。

 エアピストルの射撃眼鏡のような専用の物には、アイリスシャッターなるものを取り付けて眼の焦点深度を調整することができます。しかし、高価な射撃眼鏡をBB弾の兆弾があるエアガンに用いることは、眼のプロテクション効果に疑問を感じるので全く使う気はありません。

 そこで、明るいものを見て瞳孔が小さくなるようにすれば、天然のアイリスシャッターになると考え実践してみました。具体的にはスタンバイコールが始まるまで、蛍光灯等をぼんやり眺め瞳孔が小さくなるようにして射撃を行います。これにより、眼の焦点深度が幾分深くなってリア・フロントサイト共クリアーに見えるようになりました。

 ターゲット部が暗いと困るかもしれませんが、APSカップ会場である台東館の明るさなら問題ないと考えます。先のKSC公式練習会で実際にこの方法を試してみました。

 結果的には特に悪影響は無く、ブルズアイやプレートでは比較的クッキリとサイトを見ることができました。しかし、残念なことに一番必要と思っているシルエット・プローンでは姿勢的に天井にある蛍光灯を見ることが困難で使えませんでした。

 シルエット・プローンでは、LEDライト等を眼に照射することで対応可能とも考えられますが、何となく正しくない行動のように思えます。なので、乱視矯正レンズを作り直し近距離でも焦点が合うようにすることを優先すべきかもしれません。



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Posted by MAGI at 21:06│Comments(6)射撃技術
この記事へのコメント
なにこの人こわい
Posted by なにこの人こわい at 2010年03月31日 22:01
昔、メガネのレンズに小さな穴を開けた黒い紙を貼り付けてみたことがあります。が、シャープに見えても景色が暗いのはなんとなく「好みに合わない」ので、現在はやめています。

様々な条件化での射撃を問われる、という観点では、APSカップは精密射撃の試合(ヨーロッパ流)というよりも、コンバットシューティング(アメリカ流)の雰囲気に近い気もします。
Posted by ishii at 2010年03月31日 22:25
ishiiさん、こんばんは。

最近は乱視用もあるので、コンタクトレンズを使うという選択もありますが、眼球に着けることには恐怖を感じるので踏み切れません。

APSカップ本大会の多くは台東館で行われているので、ほぼ同じ条件だと思います。でも、すみだ産業会館での公式記録会や色々な場所で行われる公式練習会は様々な条件下での競技になるので、時として対応に苦慮します。

精密射撃競技と言ってもAPSカップがコンバットシューティングに近いという考えには私も賛同しますね。
Posted by MAGI at 2010年04月01日 02:27
すごいなー
瞳孔強制開閉かー

ARでも的に当たった弾が
超たまに15.000発に1回くらいは自分に跳ね返ってきて
当たったりします。
射撃用メガネでもレンズが入っていればプロテクション効果があるとは思うけどアイリスシャッターだけの為に買うのは
費用対効果としてはもったいないと思います。
Posted by RISKY at 2010年04月01日 09:17
RISKYさん、こんばんは。

射撃用眼鏡の小さな丸いレンズとブラインダーのみの眼の保護では、周囲の隙間が多いので運が悪ければ目にBB弾が眼に入ってくる危険性を捨て切れません。

競技によって射撃姿勢を変えるので調整する必要もあり、面倒なのでお金があっても購入することはないでしょう。

老眼が少しづつ進行していると感じるので、本大会までに眼鏡レンズを作り直したいとは思います。
Posted by MAGI at 2010年04月01日 22:11
えっ老眼ですかマジですか
普通のメガネだと自分はプローンの時
困るんですよねー
みんなどうやってるのかなー
ひじ撃ちなのかなー
Posted by RISKY at 2010年04月01日 23:47
 
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