2008年08月19日

第18回APSカップハンドガン分析 その13

4.機種別のスコア

第18回APSカップハンドガン分析 その13
 昨年のグラフ

 グラフの機種名_部門の後のカッコ内は使用者数です。

 APS-3は、最低・平均・最高点全てでオープン・フリーの差が10点以上離れています。今回オープンで揮わなかったことの影響でしょうか。しかし、最低・平均・最高点やオープン・フリーの差などグラフの状態には破綻がなく、最もバランスが取れているように見えます。操作上のいくつかの欠点を除くと、どのレベルのシューターにも対応するオールラウンドな銃と言えそうです。

 AP200は、オープン・フリーの差が平均点では拮抗し、最高点では大幅に逆転しています。そこから、オープンでは中級・上級者が使用し、フリーでは中級者が使用したと推察されます。その為か、フリーの最高点は伸びが見られません。

 GP100は、フリーの最低点が0点、オープンの最低点も11点と最低点が低いことが気になります。しかし、平均・最高点の状態からするとAPS-3によく似た傾向にあると思われます。これも、オールラウンドな銃の一つである気がします。

 APS-1GMのオープンは数年前と異なり、大幅なカスタムガンは非常に少なくなりました。最低・平均点は低くなってますが、一部の高度なカスタムガンによる最高点は今も高いレベルにあります。フリーは逆に最低・平均点が非常に高いレベルにあります。どちらも、新世代の公式認定競技銃に劣らない性能を維持しているようです。

 PRECEDERはオープン・フリー各1名づつになりましたが、全体の平均点程度は取っています。また、それぞれ昨年より僅かにスコアが向上しています。オープン・フリーがきれいに10点差になってるのが特徴的です。



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Posted by MAGI at 21:11│Comments(3)分析
この記事へのコメント
MAGIさま
しおじゃけです。
GP100の点数に関する考察の部分で、最低点が低いことが気になるとのことですが、オープン部門の点数の低さは、紛れも無く家の長男によるものです。
私がこの銃を選んだ理由は、APS-1や、オリンピアのようなコッキングの重さは、つらくレバーの上げ下げだけで、発射準備が完了する操作性のよさが一番だと思ったからです。実際にAPS-1でのコッキングはやりづらいようでした。

エントリレベルの人がすべて点数が取れないわけでもないですが、
銃へのとっつきやすさが、点数を下げてしまっている
可能性があります。
なので、最低点が低いことは悪いことではなく、むしろその銃にとってはいいことではないのかと考えます。

ただし、上位4つの銃のなかで最高点が一番低いことについては、言及できる答えは持ってませんが。
Posted by siojake at 2008年08月22日 05:53
しおじゃけさん、こんばんは。

GP100オープンの最低点は、しおじゃけさんのご子息でしたね。年齢的に約1kgの銃を片手で保持するのはまだ難しいでしょう。
ですが、ダットサイト搭載のGP110で0点というのは、何らかのトラブルがあったのか、それとも全く当てられない腕だったのか判りません。よって、銃と人のどちらに原因があったのかが気になるところです。

AP200は使う人を選んでいるようですが、GP100は幅広いレベルの人に使われているのは確かでしょう。
Posted by MAGI at 2008年08月22日 22:20
しおじゃけです
GP110に関してはそのとおりですね。
そういう意味ではGP100に関しては、というところでしょうか。
考察時にこういう方向もあるのではということでコメントさせてもらいました。

またよろしくおねがいします。
Posted by しおじゃけ at 2008年08月23日 07:51
 
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