2010年11月21日

プリシーダーS 弾速測定

 プリシーダーSの弾速測定です。以前購入したオリジナルのプリシーダーは酷い結果でしたが、プリシーダーSは悪くない結果がでると思われます。測定にはcombro cb-625MK4を使用し、シリアルケーブルでPCに転送したデータを処理しました。

計測条件
・使用弾速計:combro cb-625MK4(PC転送したデータをft/sからm/sに変換)
・使用BB弾:MAXI-0.2g、MAXI-0.25g、SGM-0.29g
・室内でBB弾10発を3秒間隔程度で続けて測定
・室温は約14℃、湿度は約65%(100円ショップ温度計と湿度計なので目安です)

 プリシーダーS 初速・パワー
プリシーダーS 弾速測定
プリシーダーS 弾速測定
 初速バラツキは比較的少なく、なかなか優秀です。パワーは0.44J程度と低めですが安定度は悪くありません。この結果から、5mブルズアイ競技と6mプレート競技には十分な性能があると考えられます。しかし、0.44Jではシルエット競技の9mや10mで大きく着弾点が下がると予測され難易度が高くなるでしょう。

プリシーダーS 弾速測定
 パッケージに記載されているプリシーダーのスペックです。0.2gのBB弾で銃口初速が80m/sとなってますが、実測では平均66.3m/sとスペックを全く満たしてません。APS-1GMの旧ロットでは、スペック上の78.3m/sに対し実測で75m/s程度と近い値でした。プリシーダーSは予定の性能を発揮できていないことが判ります。

 初期に作られたオリジナルのプリシーダーの初速もスペックを満たしておらず、不安定な個体が存在するなど出来の悪い銃と感じました。それに対し、プリシーダーSも初速はスペックを満たしてませんが、安定性は高いので意外に使える銃だと思います。



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Posted by MAGI at 21:03│Comments(3)調査
この記事へのコメント
Sタイプは売れ残ってしまったプリシーダーをなんとかする為に
急遽出したモデルだったので初期ロットの残りのはずですが、
いくらか良くなってるという事は組み付けですかね、
確かに最初のプリシーダー発売の時バタバタしてたような気も。
最もハドソンさんは新製品の時いつもですが。
今となってはそれも良い思い出です。
Posted by 山 at 2010年11月22日 10:01
すいません名前の入力間違えて中が抜けてしまいました。
山中です。
Posted by 山中 at 2010年11月22日 10:03
初期型のプリシーターは12発を正常に撃つことができませんでした。
これがハドソンクオリティかと思ってましたが、プリシーダーSは順調に
12発を発射し、命中精度も良いことで気に入ってます。

ハドソンのような個性あるメーカーが消えたのは残念です。
Posted by MAGI at 2010年11月22日 22:12
 
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