2010年07月22日

第20回 公式レギュレーションブック ハンドガン クラス

第20回 公式レギュレーションブック ハンドガン クラス
 第20回APSカップ本大会公式レギュレーションの内容を確認したので、前年との違いについて記します。

1.表紙デザインレイアウトの変更
 第19回ではバッジ申請点数が手書きで記入しれてましたが、レイアウトが変更されバッジ申請点数もグループナンバー等が印字された白い紙に纏められてます。また、JASGの隣にあったAPSロゴマークが消え「APSカップ本大会」の「APS」がロゴマークの書体になりました。

2.安全確保のためのお願い
 第19回まで参加規則に書かれていた安全に関する項目が安全確保のためのお願いとして独立した章になりました。

3.グランドマスター保持者
 第19回ではグランドマスター保持者が5名でしたが、2名増えて7名になりました。

4.使用可能な銃の規定
 今回大きく変更されたのは参加規則の使用可能な銃の規定でしょう。従来JASG刻印があるエアースポーツガンのハンドガンであれば使用可能でしたが、今回より公式認定競技銃のみで具体的な機種名が明記されるようになりました。経過措置によりガスブローバック等の銃で出場できる最後の大会になります。

5.弾速チェック
 エントリー受付後に弾速チェックを行うのは第19回と変わりませんが、「会場内に設置されている弾速測定器において表示された測定値を唯一の判断基準とします」と測定基準が明確化されました。使用するBB弾はJASGが用意したものなので上限に対して十分な余裕が必要でしょう。

6.外部パワーソースの禁止
 第19回まで規定されてなかった圧縮気体を銃の外部から供給することが明確に禁止になりました。エアータンクやグリーンガス、外部HFCボンベ接続での使用はできなくなります。

7.一般的注意事項
 「安全確保のためのお願い」等に移動した項目もありますが、「大声を発して他の選手の競技を妨げることのないようにしてください」という文言が追加されました。応援の意味でも奇声を発する癖がある人は注意が必要です。

8.時刻表記の変更
 時刻表記が第19回までの12時間制から24時間制に変更されてます。

9.空撃ちについて
 第19回のレギュレーションブックで存在してた競技説明3競技共通注意事項にあった「空撃ちについて」の項目が無くなってます。無くても競技中は1発カウント、待機中はドライファイア(時間外)に該当すると思われます。

 賛否はあるでしょうが、使用できる銃は公式認定競技銃のみと明確になりました。弾速は、会場内に設置されている弾速測定器において表示された測定値を唯一の判断基準と断定しているので、チューニングによりパワーが上がっている銃は弾速測定器の誤差を考慮する必要があるでしょう。その測定方法についての記述はありませんが、従来通り弾速測定器の直ぐ近くから撃っての測定だと思います。

 外部パワーソース禁止も明確になりましたが、グリップ保持規定の手首の定義が示されてません。カスタムハンドレストを使っている人は気になると思うので、手首の定義を明確に欲しかったです。



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